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毛が埋まってる…( ˘•ω•˘ )
ども!ダツモウ.コムです。
ムダ毛のお手入れを自分でしている方の中には、「埋没毛(まいぼつもう)」という肌トラブルに悩まされる事があります。
肌をキレイに見せるためのムダ毛処理をした事が、かえって肌が汚くなる原因を招いてしまうなんてショックですよね。
お手入れ後に後悔しないためにも、正しいムダ毛処理をして、ツルツルの素肌を目指しましょう。
埋没毛の原因や対処方法についてご紹介します。
1.ムダ毛処理後に起きやすい埋没毛の肌トラブル
埋没毛(まいぼつもう)は、皮膚の中に埋もれた状態で、ムダ毛が成長してしまう肌トラブルの1つです。
症状の見た目から、埋没毛のムダ毛は”埋(う)もれ毛”とも呼ばれています。
埋没毛ができると、肌が黒くプツプツとして見えるので、ムダ毛処理をしてもキレイな肌には仕上がりません。
1-1.埋没毛が出来る仕組み
埋没毛が出来てしまう原因は、”肌が傷つくこと”が大きく関わっています。
自分で行うセルフケアのムダ毛処理では、肌負担が大きい間違ったムダ毛処理をやりがちです。
お金や手間をかけずにムダ毛処理をしたい。そんな気持ちは誰しもが持っているものですが、ムダ毛処理で肌が傷つくと、炎症を引き起こした部分が傷の修復のために薄い「かさぶた」を作ります。すると、かさぶたになった皮膚は固くなり、ムダ毛の成長を妨げます。
毛穴からまっすぐに生える事ができなくなったムダ毛は、皮膚の中で横向きに伸びてしまったり、クルクルと丸まった状態で成長します。こうして埋没毛は出来てしまうので、埋没毛に悩まされている方は、自分のムダ毛処理方法について見直してみましょう。
1-2.埋没毛ができやすい肌の部位
埋没毛ができやすい部位は、眉・ワキ・腕全体・ビキニライン・ヒザ・脚のスネです。
太く濃いムダ毛や肌の柔軟性が低い部位は、埋没毛ができやすいので注意しましょう。
特に、ビキニラインのお手入れは、肌がデリケートなうえ、ムダ毛が1本1本濃い部位のため、肌トラブルに発展しやすいので要注意です。
ビキニラインに埋没毛ができると、下着の締め付けによる摩擦や蒸れで、炎症が悪化する場合が多いので、肌負担が大きいムダ毛処理は控えるようにしてくださいね。
2.埋没毛になりやすいムダ毛処理のお手入れ
ムダ毛を自己処理してる人はお手軽な反面、注意が必要です。
実際にどんな方法が埋没毛を引き起こしてしまうのかデメリットと合わせてまとめましたので、是非参考にしてみてください。
2-1.埋没毛になりやすい処理その1:ピンセット・毛抜き
100円ショップで手軽に購入できる毛抜き用のピンセット。
ムダ毛処理の費用負担が少なく、暇なときについついやってしまいがちな毛抜きでのお手入れですが、ムダ毛処理の中では非常に肌負担が大きいため、埋没毛が出来やすいので注意が必要です。
地道に毛抜きでムダ毛を抜いた挙句の果てに、埋没毛が出来てしまっては、お手入れの苦労が水の泡です。
ピンセットは、肌に触れる事で毛穴から雑菌が侵入しやすくなるので、できるだけ毛抜きの使用は控えましょう。
2-2.埋没毛になりやすい処理その2:家庭用電気脱毛器
電気ショップなどで販売されている「家庭用電気脱毛器」は、1~3万円程度で購入できます。
決して安い訳ではありませんが、学生でもおこずかいやお年玉を貯めれば手に入れる事ができるお値段です。各メーカーでは新商品が続々と登場し、性能も年々向上しています。
しかし、肌負担を抑えた商品も販売されていますが、肌を引っ張るタイプの脱毛器は、毛抜きのように刺激が強いお手入れである事には違いがありません。
脱毛直後は、肌がツルツルに仕上がりますが、数日してから埋没毛が広範囲にでき、後悔するケースが多いというのが現実です。手軽な脱毛ケアですが、埋没毛ができやすい方はおすすめのムダ毛処理とは言えません。
2-3.埋没毛になりやすい処理その3:脱毛ワックス
ドラッグストアなどでは、1,000~3,000円程度で購入できる「脱毛ワックス」や「脱毛テープ」。
学生にとっては手頃な値段のため、ムダ毛処理に使用しているという方も多いですよね。
しかし、ワックス脱毛は、ムダ毛を処理する際に強い痛みを感じます。粘着力により、勢いよくムダ毛を引っ張って抜いていくお手入れになるので、痛み=肌負担が大きいという事です。
つまり、埋没毛ができやすいお手入れ方法の1つです。
近頃は、「ブラジリアンワックス」という、海外で人気の脱毛方法が人気を集めていますが、こちらも埋没毛が出来やすいので注意してください。ブラジリアンワックスは、原料にハチミツや砂糖を使用し、安全性が高い成分が配合されていますが、決して脱毛方法が肌に優しいわけではありません。
1度に広範囲のムダ毛をキレイにする事ができるワックス脱毛は、埋没毛ができる範囲も広くなりがちです。思春期、生理中、体調により肌が敏感になっている時は、埋没毛だけではなく、肌が腫れたりかぶれてしまうので、デメリットが大きい脱毛方法である事を忘れないでくださいね。
2-4.埋没毛になりやすい処理その4:カミソリ
ムダ毛処理のお手入れで人気のカミソリ。
一見すると毛抜きのようにムダ毛を抜くお手入れではないため、埋没毛にならないイメージがありますよね。しかし、実はカミソリでムダ毛を処理すると、目には見えない細かな傷が肌の表面に付きます。
その傷が原因となり、埋没毛になる事があるので注意が必要です。
例えば、シェービング剤を使わずに乾いた肌にカミソリの刃を当てると、必要な角質を削り落としてしまいます。
カミソリでお手入れをした後にヒリヒリとした痛み、かゆみがある方は要注意。肌がダメージを受けているサインなので、使い方を見直して肌を労わるお手入れ方法に切り替えましょう。
3.埋没毛になりにくいムダ毛処理のお手入れ
では、逆にどんな方法であれば埋没毛になりにくいでしょうか?実際に見ていきましょう。
3-1.埋没毛になりにくい処理その1:電気シェーバー
電気シェーバーは、電動で表面上のムダ毛のみをカットしていく肌負担が少ないお手入れです。
電気ショップなどで3,000~5,000円程度で販売しています。ムダ毛がすぐに生えてきてしまうというデメリットがありますが、電気脱毛器よりも手頃な価格なので、学生にも購入しやすいところが魅力的です。
ただし、電気シェーバーが古くなると、刃の部分がさび付いたり、切れ味が悪くなると肌を傷つける恐れがあります。使用前はシェーバーの状態を確認するようにしましょう。
3-2.埋没毛になりにくい処理その2:家庭用脱毛器
光脱毛の機能を利用した本格的な家庭用脱毛器は、エステサロンと同じ脱毛方法になります。
肌への刺激が少ないため、埋没毛になりにくいお手入れ方法です。
ただし、価格は5~10万円と非常に高額なうえ、性能がイマイチな商品もあるので、良質な製品を見極めるのが難しい点が大きなデメリットです。
学生の方には手が出しにくい商品のため、お母さんやお姉さんなど、ご家族の中に使っている人がいれば一緒に使わせてもらいましょう。また、ヒゲのお手入れで埋没毛に悩む男性も多いので、お父さんにお願いするのも1つの手ですよ。
3-3.埋没毛になりにくい処理その3:脱毛
脱毛専門のエステサロンや美容皮膚科のクリニックでのムダ毛処理は、肌への負担がないお手入れです。
学生の利用者が増えているため、学割サービスを実施しているところもありますが、未成年の方は「親の同意書」を用意いたしましょう。埋没毛になりやすく、ムダ毛へのコンプレックスが強い場合は、ご両親に相談をしてみましょう。
参考:中学生におすすめ!お金をかけずにムダ毛をお手入れする方
費用は安くはありませんが、脱毛を終えたあなたにはお手入れ要らずのツルスベ肌になれる素晴らしい将来が待っています。
ちなみに、埋没毛により肌が炎症を起こしている場合は、皮膚科で保険適用内で治療する事が可能です。埋没毛で肌荒れがひどくなってしまった時は、1人で悩まず専門のクリニックで診察を受けるようにしてください。
4.埋没毛を予防&改善するスキンケア方法
あらかじめ、埋没毛になってしまわないよう注意しておくのはとても大切です。その為の予防策とスキンケア法を見ていきましょう。
4-1.埋没毛にならない為にその1:保湿ケア
乾燥によるうるおい不足が起きている肌は、バリア機能が低下するため、ムダ毛処理を行う際のダメージが大きくなります。乾燥肌は、外からの刺激に弱いデリケートな肌質になっているため、埋没毛もできやすい状態です。
日頃から「保湿ケア」をしっかりと行う事は、埋没毛の予防に効果的です。
また、埋没毛が出来てしまった時も保湿ケアをする事は、肌の代謝を促す働きがあるため、改善効果が期待できます。
透明感のある美肌作りにも欠かせないので、どんなムダ毛処理の方法であっても保湿ケアを徹底し、炎症が起きにくい丈夫な肌を維持しましょう。
4-2.埋没毛にならない為にその2:抑毛ローション
ムダ毛の成長スピードを抑える働きを持つ「抑毛ローション」は、パイナップルやパパイヤなど、タンパク質を分解する酵素成分(こうそせいぶん)が含まれています。
酵素成分は、余分な角質を剥がれ落とす作用があるため、かさぶたで覆われてしまう埋没毛の改善に効果的です。
また、抑毛ローションには保湿成分も含まれているので、肌を保護する役割にもなります。価格は1,000円程度から購入できるので、埋没毛や炎症悪化を防ぐためのアフターケアにおすすめです。
4-3.埋没毛にならない為にその3:尿素配合クリーム
「尿素(にょうそ)」には、角質を柔らかくして肌の代謝(たいしゃ)を促(うなが)す働きがあるため、埋没毛の予防・改善に効果があります。
ドラッグストアなどでは、尿素入りの保湿クリームが500円程度で販売されています。手軽に購入できるので、抑毛ローションが手に入らない方は、尿素配合クリームを使いましょう。
ただし、埋没毛部分に痛み、腫れ、かゆみがある場合は、尿素成分が刺激となる事があります。
炎症が悪化している時は使用を控えるようにしてください。
4-4.埋没毛にならない為にその4:スクラブケア
スクラブケア=角質ケアは、抑毛ローションや尿素クリームと同じく、古い角質を剥がれ落として埋没毛を防ぐお手入れです。
角質ケア専用のコスメとして「ピーリングジェル」や「ボディスクラブ」という商品が販売されています。1,000円程度で購入できるので、埋没毛が気になる時のアフターケアとして取り入れましょう。
ただし、スクラブ商品で、肌を強くこする事は肌負担が大きいので控えましょう。
スクラブケアは肌に刺激を加える事になるため、ムダ毛処理直後のデリケートな肌への使用も厳禁です。ムダ毛処理後、数日経過してから使うようにしてください。
5.埋没毛が出来てしまった時はどうする?
万が一、埋没毛が出来てしまった…ショックですよね。
では、埋没毛を治す為には何をすれば一番の近道になるでしょうか。見ていきましょう。
5-1.埋没毛の疑問その1:出来たら放置しても良い?
実は埋没毛は、そのまま放置しておいても問題はありません。
肌のターンオーバー機能により、古くなった角質が剥がれ落ちれば、新しい健康な細胞に生まれ変わります。
ダメージを受けた肌が元に戻るため、ムダ毛も通常通り生えてくるようになります。
5-2.埋没毛の疑問その2:改善するまでの期間は?
埋没毛をそのまま放置した場合、早い方は2週間~1カ月で元に戻ります。
埋没毛ができた部位やターンオーバー機能のサイクルが乱れている方は、なかなか治らない事もあるため、埋没毛が皮膚下で伸び続けるような場合は、「角質ケア」を行い肌代謝を促進するようにしましょう。
5-3.埋没毛の疑問その3:再発する?
埋没毛が1度できた人は、再び埋没毛の悩みを抱えやすいという特徴がありますが、再び繰り返してしまう理由は、間違ったムダ毛処理のお手入れをしているためです。
肌トラブルが起きているにも関わらず、ずっと同じお手入れを続けていては、肌が改善する事はありません。
肌負担が大きいお手入れ方法を改善すれば、埋没毛ができにくい肌になります。何度も埋没毛を繰り返していると、次第に炎症が悪化するようになるので、埋没毛を作らないスキンケアを心がけてください。
5-4.埋没毛の疑問その4:ほじくり出しても良い?
埋没毛として成長したムダ毛は、皮膚の表面に顔を出していないため、ムダ毛のお手入れが出来なくなります。
しかし、皮膚から透けて見える埋没毛は、ムダ毛が伸びるほど目立ってしまうので、埋もれているムダ毛を無理やり引っ張り出す人も珍しくありません。
ところが、無理やり毛抜きなどを使ってムダ毛を引っ張り出せば、ますます肌はダメージを受けてしまいます。
なかには、針を使ってムダ毛をほじくり返す・・・なんて人もいますが、これは絶対にやってはいけません。消毒されていない針で皮膚を突き刺せば、ひどい炎症に発展して傷が治りにくくなります。
埋没毛そのものは、痛みやかゆみの症状を引き起こす事はありませんが、埋没毛が出来た時に余計なお手入れをすると、痛みや腫れが起きる事もあるので、無理にムダ毛を引っ張るような事はしないでくださいね。
6.埋没毛が悪化した場合の炎症トラブル
埋没毛は痛みなどがないため、肌トラブルだとわかっていても、手軽な方法でムダ毛のお手入れを続けがちです。
しかし、埋没毛から思わぬ肌トラブルを引き起こすケースも珍しくありません。
6-1.埋没毛が悪化するとその1:毛嚢炎・毛包炎
例えば、毛嚢炎(もうのうえん)または毛包炎(もうほうえん)と呼ばれる肌トラブルは、毛穴の奥にある毛包に菌が入り込んで炎症を引き起こします。毛嚢炎・毛包炎は、ニキビのように肌が赤くブツブツと腫れ上がり、痛みを伴う事もあります。
炎症が軽い場合は、1週間ほど肌負担になる事を避ければ、元の健康な素肌に戻りますが、雑菌が繁殖しやすい浴槽での入浴やカミソリでのムダ毛処理を行うと、炎症部分が悪化します。
出血を引き起こし、なかなか治らないという事もあるので、毛嚢炎・毛包炎の症状がヒドイ場合には、皮膚科クリニックで薬を処方した治療を行う必要があります。
6-2.埋没毛が悪化するとその2:色素沈着
埋没毛でダメージを受けた肌は、色素沈着の原因となるメラニンが過剰に生成されます。
メラニンは、もともと肌を守るために生成されますが、何度も炎症を繰り返していくうちにシミとして色素沈着を引き起こすため、毛穴が目立つ肌になってしまう事も・・・。
透明感のある素肌を守るためには、色素沈着によるシミ化に注意が必要です。
6-3.埋没毛が悪化するとその3:粉瘤アテローム
埋没毛の炎症が悪化すると、しこりのような塊ができる事があります。
これは、粉瘤(ふんりゅう)・アテローム・表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)と呼ばれる肌トラブルの1つです。
粉瘤による塊は、角質(かくしつ)や皮脂(ひし)が溜まったものです。
次第に大きくなったり変色する事もありますが、細菌が入ると腫れ上がり痛みを伴うようになるため、潰さないようにしてください。
粉瘤は、ムダ毛処理の際の小さな傷が原因となる事が多いため、埋没毛が出来た時は肌負担が大きいサインなので、お手入れ方法を見直すようにしてください。また、粉瘤ができた場合は炎症が悪化しないように、指で潰すような事はやめましょう。
なかなか治りにくい炎症のため、繰り返し粉瘤ができる場合は、皮膚科クリニックに行くようにしてくださいね。
まとめ:脱毛すれば埋没毛と完全おさらば!
エステサロンやクリニックで本格的な脱毛をすれば、埋没毛が起きる事はありません。
しかし、学生にとっては金銭的な負担が大きいムダ毛処理なので、できるだけお金をかけずにムダ毛をキレイにしたい!という方は、正しいムダ毛のお手入れ知識を身につけましょう。
埋没毛は、ほんの少しのスキンケアをプラスし、正しいお手入れをすれば、大幅に防げる肌トラブルです。
もしも、埋没毛に悩まされる事があるようなら、肌がボロボロになってしまう前にお手入れ方法を見直してみてくださいね。そして、透明感のあるツルツルの肌を手に入れましょう!