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自宅介護をされている皆さん、これから考えておられる皆さん含め
日々、お疲れ様ですm(__)m
ダツモウ.コムです。
私の知り合いにも、自宅で介護をされている方がおられました。
その方はサチコさん(43歳・仮名)ですが、お一人で母を介護されております。
いつも、大変な思いされておられるはずなのに常に笑顔でした。
お会いするたびに「なんて、強い方なんだろう」と素直に感じていました。
▼「超高齢者社会」を知らない方の為に
実際の所、連日ニュースや新聞では『超高齢社会※1.』が非常に問題視されています。
※1.超高齢社会とは”65歳以上”の人が総人口に対して21%を超えた社会の事
参照:総務省統計局より
2017年10月の報告
上記のデーターは2017年10月の総務省が発表している人口推計です。この数字を見ますと、日本の人口に対して「27.7%」が65歳以上となっています。
- 7%~:高齢化社会
- 14%~:高齢社会
- 21%~:超高齢社会
「7%」を超えると高齢化社会と言われる中で、この数字は異常といえますよね。
そして、この数字が上がって行けばいくほどある問題が出てきます。
それは、
『介護する人も比例して増えていく』
という事です。
しかし、日本の場合これに合わせ「少子化※2.」も大きな問題となっています。
※2.子供の数が少ない事
すると、これから介護できる人がさらに減り大きな負担を受ける事になります。
▼自宅介護の大変さ
実際に介護されているサチコさんに何が大変か聞いた事があります。
- 排泄の処理
- 入浴
- 食事
と言っておりました。
それに加えて、こんな事もおっしゃっておられました。
「排泄物が毛に付くから綺麗にしにくくて大変」
その時の彼女の顔は、笑顔ではなく”悲しみ”に満ちた表情でした。
お話した当時(数年前)、まだ脱毛があまり浸透していなかった時代でした。脱毛サロンはあるにはありましたが、高額すぎて簡単に手を出せるものではなかったのです。
その時は私もこのサイトを立ち上げていた訳ではなく何もアドバイスできませんでした。今となっては申し訳ないと思っています。
しかし、そういった経緯があり今回この記事を作成する事ができました。
今、ムダ毛による排泄物処理で悩まれている方、またこれから介護をされる方にとって「脱毛」がどんなメリットを及ぼすのか、4つにまとめてみました。
- 精神面
- 体力面
- 時間面
- 衛生面
そして、知人や周りの方でムダ毛による排泄物処理で苦労されている方がいれば、この記事を共有していただければ嬉しく思います。
1.自宅介護を脱毛で少しでも楽に:精神面
まず、初めに「精神面」です。
排泄物が近くにあると、生理的に気分が悪くなるものです。
- 臭い
- 見た目
これは、当然な事です。
しかし、サチコさんは介護をしていくと「排泄物の処理は慣れていくものだ」と言っていました。
その反面、精神面において変化があったそうです。
1-1.「食事が美味しい」と感じなくなった。
介護をする前は食べる事が大好きだったみたいです。
しかし、介護で排泄物の処理を始めてから「食事が美味しい」と感じられなくなったと言っていました
介護前は拝見したことがなかったので体型は分からなかったですが、お会いしていた時(介護中)は確かに物凄く痩せていました。
モデルに負けないくらい、ガリガリに細かったです。
▼食事をとらなくなるとどうなるか
- うつ病を発症させる
少し話がそれますが、食事をとらなくなると体内にセロトニンという栄養素を取り入れる事ができなくなります。
セロトニンがなくなると怒りやすくなったり、キレやすくなったりと「心のバランス」が崩れます。また、うつ病を発症させる事もあります。
勿論、食事をとらなくなった原因がすべて排泄物処理の原因ではないと思います。しかし、食欲がここまで落ちるという事は排泄物が少しは関係しているとも考えられます。
1-2.脱毛は自宅介護における「精神面」でどのような助けとなるか
実際の所、自宅介護において排泄物の処理を避ける事はできないと思います。
しかし、脱毛によって毛ををなくし排泄物の処理をしやすくすることは可能です。
排泄物に触れ、「気分が滅入ってしまう時間」を少しでも少なくすることによって精神的負担を減らせるかもしれません。
2.自宅介護を脱毛で少しでも楽に:体力面
人間を1人動かすのはとても大変な事です。
私は、スーパーで10キロのお米を購入しますが相当重いと感じます。
レジに持っていくだけで一苦労です。
サチコさんのお母様の体重は何キロあるかは知りませんが、10キロ以上ある事は確かでしょう。
男性介護士がオムツ交換している動画を実際に見てみましたが、体を右に傾けたり、左に傾けたり、腰を上げたりと、とても大変そうでした。
これを、女性一人がやるとなると本当に大変だなと感じます。
しかも、食事をまともにとっていない体だとなおさらです。
2-1.オムツ交換
サチコさんは、排泄物の処理をする際のオムツ交換はかなり体力を使うとも言っていました。
そして、腰も痛めていました。
先ほどの
「排泄物が毛に付くから綺麗にしにくくて大変なの」
と言っていた原因はここにもあったのかもしれません。
実際に、毛にまとわりついた排泄物は『けつ毛の処理ってどうやるの?人気のやり方3種類をあなたに大公開!』でも取り扱っていますが、綺麗にするのがとても大変です。
特に、排泄物が乾いてしまうとなおさらです。
2-2.脱毛は自宅介護における「体力面」でどのような助けとなるか
例えば、部屋の絨毯(じゅうたん)に食べ物や飲み物をこぼした場合、繊維と汚れが絡まり落としにくくなります。
しかし、ツルツルの床だと処理が圧倒的に楽になりますよね。
これは、排泄物で汚れたデリケートゾーン(VIO)でも同じことがいえます。
脱毛をすると排泄物(汚れ)が毛(絨毯)に絡まるという事はなくなります。
肌の表面はツルツルとした床のようになり、排泄物の処理が圧倒的に楽になります。
すると、その分の体力も使わなくても良くなりますし、腰への軽減にも繋がります。
3.自宅介護を脱毛で少しでも楽に:時間面
ツルツルな肌は排泄物の処理が楽になる為、それに伴って介護時間の短縮にも繋がります。
サチコさんはお母様のオムツ交換を1日で7回~10回すると言っていました。
毎回、排泄物でオムツ内が汚れるという事はないと思いますが、絨毯とツルツルな床の事を考えますと数分でも負担を減らせると思います。
3-1.脱毛処理で61時間短縮
例えば、1回の排泄物処理を1分短縮できた場合、
▼1日の交換回数 | ▼1ヵ月の短縮時間 | ▼1年の短縮時間 |
7回 | 1分×7回×30日=210分(3時間30分短縮) | 1分×7回×365日=2,555分(約43時間短縮) |
8回 | 1分×8回×30日=240分(4時間短縮) | 1分×8回×365日=2,920分(約49時間短縮) |
9回 | 1分×9回×30日=270分(4時間30分短縮) | 1分×9回×365日=3,285分(約55時間短縮) |
10回 | 1分×10回×30日=300分(5時間短縮) | 1分×10回×365日=3650分(約61時間短縮) |
となります。
素人の単純計算で申し訳ないですが、1ヵ月、1年単位でみると大きな時間短縮に繋がる事が分かります。
3-2.脱毛は自宅介護における「時間面」でどのような助けとなるか
介護の平均期間は4年11ヵ月と言われています。
▼期間 ▼割合 6ヵ月未満 5.8% 6ヵ月~1年未満 6.2% 1~2年未満 11.6% 2~3年未満 14.2% 3~4年未満 14.5% 4~10年未満 29.9% 10年以上 15.9% 不明 1.9% 平均 59.1ヵ月(4年11ヵ月) 公益財団法人生命保険文化センターより引用
介護の期間が長くなればなるほど、脱毛は時間面において大きな助けになるかもしれません。
4.自宅介護を脱毛で少しでも楽に:衛生面
排泄物の中には不衛生なものが多く含まれています。
- 大腸菌
- 菌の死骸
- 食べカス
などです。
4-1.排泄物を綺麗に拭き取れなかった場合
排泄物1gには約1,000億個の細菌が含まれています。
それに加えて、デリケートゾーンの毛は5,000本ほど生えています。
- 排泄物1g=1,000億個の細菌
- VIOの毛=約5,000本
▼排泄物の付着量 | ▼細菌の数 |
1g | 1,000億個 |
0.1g | 100億個 |
0.01g | 10億個 |
0.001g | 1億個 |
0.0001g | 1,000万個 |
0.00001g | 100万個 |
0.000001g | 10万個 |
0.0000001g | 1万個 |
わずか、0.0000001gの排泄物でも1万個の菌が付着している計算になります。
そこに5,000本ものムダ毛があるとなると、付着する確率はグッと上がります。
そして、そのムダ毛が原因で排泄物を綺麗にすることが出来なかった場合、様々なトラブルが起きます。
4-1-1.尿道炎・膀胱炎
尿道口や膀胱口に細菌が侵入し炎症を起こします。パンツやオムツ内に残った排泄物が原因で引き起こすことがあります。症状としては、おしっこをする時に痛みを感じたり、尿道から膿がでたり、血尿が見られたりします。
4-1-2.かぶれ
かぶれは排泄物に含まれている「酵素」と何度も拭き取る「摩擦」によって肌が炎症をおこします。ムダ毛が多いと必然的に何度もこすらないと排泄物が綺麗に取れません。その為、かぶれやすくなります。症状としてはあせものようにポツポツと赤く出てきて痒みを伴います。
4-1-3.床ずれ
長時間、同じ姿勢を保ち続けるとで血液の流れが悪くなり皮膚の組織が壊死します。特に、オムツやパンツ内に排泄物が残っていて清潔に保たれておらず、湿った状態になっていると引き起こす可能性が高くなります。排泄物の約80%は水分の為、毛に微量についていても湿ってしまう可能性があります。
4-2.脱毛は自宅介護における「衛生面」でどのような助けとなるか
脱毛をすることによって排泄物を簡単に取り除くことができます。
ムダ毛があった時のようにゴシゴシと”おしりふき”を何度も往復させなくても綺麗になります。
脱毛によってデリケートゾーンは衛生面において常に清潔です。
▼衛生面ではハイジニーナ脱毛が最強
ツルツルな状態にする事を「ハイジニーナ脱毛」といいます。
実際の所、『VIOの自己処理のやり方わかんないわ!そんな女子の為に10分だけ講座』でも扱っていますが、中東圏では”毛ジラミ”を防ぐ為にも処理をしています。
毛ジラミに加えて排泄物が毛に絡みつかないデリケートゾーンは清潔そのもので衛生的です。
5.自宅介護を脱毛で少しでも楽に:どんな方法があるのか
では、脱毛について詳しく見ていきましょう。
主に、脱毛には2つあります。
- 「脱毛クリニック」で脱毛
- 「自宅の中」で脱毛
※今回のケースですと、エステサロンでの脱毛はデメリットが多いので省きます
それぞれのメリット、デメリットを紹介します。
5-1.「脱毛クリニック」で脱毛
【メリット】
- 医師や看護師が施術するから安心
- パワーがあり永久脱毛が可能
- トラブルがあった時に医師が対応してくれる
【デメリット】
- クリニックまで連れていく必要がある
- 通う必要がある:5回~8回
【料金】
▼照射コース | ▼料金 |
1回 | 約15,000円 |
3回 | 約40,000円 |
6回 | 約60,000円 |
9回 | 約80,000円 |
※変動があります
クリニックの脱毛機器は「永久脱毛」が可能です。個人差がありますが、効果が出始めるのは「6回」からです。
毛の量が多い方は9回になります。
クリニックの脱毛は必ず医師や看護師が必ず施術を行ない万が一トラブルが起きた場合は、即座に対応してくれます。
▼湘南美容クリニックの脱毛
安心して通えるクリニックは『湘南美容クリニック』になります。全国展開をしており、最新の医療脱毛機器を取り揃えています。
ちなみに私もこのクリニックに通っています。
無料カウンセリングも行っているので相談する事も可能です。
デメリットはクリニックまで通う必要があるという事です。
「寝たきり」や「車いす」ですと通う事は難しいと思いますので、次の【5-2.「自宅の中」で脱毛】を参考にしてください。
5-2.「自宅の中」で脱毛
【メリット】
- 家でお手軽に脱毛が出来る
- 一つの脱毛器を家族みんなで使える
- 勿論、VIO以外の全身も可能
- コストパフォーマンスが高い:一回あたり0.038円
【デメリット】
- 永久脱毛ではない
- トラブルがあった時にすぐ医師に対応してもらえない
【人気製品】
▼品名 | ▼本体価格 |
ケノン | 69,800円 |
※変動があります
自宅で脱毛を行なうことが出来る製品の事を「家庭用脱毛器」といいます。
この家庭用脱毛器があれば、好きなタイミング(お尻を綺麗にしたついでなど)に照射できます。
自分自身で使用することも可能ですし、全身脱毛も可能になります。
デメリットは、クリニックの脱毛機器より照射パワーを落としているので永久脱毛ではありません。
抑毛・減毛となります。
しかし、完全に毛が元に戻るという事はありませんので安心してください。
これは、医療機関ではないエステサロンの光脱毛でも同じことが言えます。
実際の所、エステサロンのVIO脱毛だけで7万円~10万円程しますので、全身に使用できる家庭用脱毛器の方がお得な計算になります。
もう一つの注意点はトラブルがあった場合、すぐに医師が対応できないので注意してください。
トラブルを防ぐには説明書をよく読んでから使用しましょう。
▼自宅でエステ並みの脱毛ができる「ケノン」
オススメの家庭用脱毛器は「ケノン」です。
ケノンは照射レベルが10段階と細かく調整できるため部位ごとにあったエステ並みの脱毛ができます。元々、1年間のメーカー保証が付いていますが、延長(有料)する事も可能なのでサポートもしっかりしています。
詳細はこちらになります。
5-3.クリニックの脱毛か家庭用脱毛器の脱毛か
通院するのが難しくなければ、クリニックをお勧めします。しかし、ご無理のない範囲で行われてください。
一方、家庭用脱毛器も十分に効果は出ます。
自宅でお手軽に脱毛させたいという事でしたら、ケノンを使用いたしましょう。
まとめ:脱毛が自宅介護の助け手に少しでもなれば
わたしが、サチコさんとお会いしなければこの記事は存在しなかったと思います。
そして、わたし自身も介護を行なう側、行なわれる側といずれは来るかもしれません。
今回、この記事を作成し自宅介護とは何かを改めて考えさせられました。
脱毛は最初にお金がかかりますが、それ以上に多くの恩恵に授かれる事が分かりました。
- 精神面
- 体力面
- 時間面
- 衛生面
脱毛が、自宅介護の大変さ苦労を全て解決できる訳ではありませんが、少しでも介護をされている皆様の「助けて手」になれれば嬉しく思います。